地震対策に便利な非常食

地震対策に非常食は必須
普段は普通にコンビニやスーパーで食料品を買って生活していると気付かないのですが、いざ大地震が発生した時にはすぐに食料品が底を突きます。地震対策で非常食の準備は必須です。
保存が難しい生鮮食料品は店頭から真っ先になくなります。野菜、魚、肉、くだもの、卵、パン、冷凍食品などです。被災者はコンビニに殺到しすぐに売り切れます。大型スーパーも同じです。道路が渋滞して生鮮食料品が届くのが遅れ、いつ入荷されるかもわかりません。
停電した場合は冷蔵庫が使えなくなるので、夏場は冷凍食品も1日で溶けてしまいます。大地震は停電が発生する可能性は高く復旧にも時間がかります。阪神淡路大震災の時は冬でしたが、冷蔵庫が使えない人は冷凍食品は溶けてしまい2〜3日くらいで食べなければいけませんでした。

非常食としては、カップラーメンや乾パン、菓子類、うどん・そば・ラーメン・パスタ・そうめんなどの乾麺が役立ちます。お米も用意しておいたほうがいいでしょう。但し、ライフラインのうち電気、ガスが止まると電気炊飯器やガス炊飯器などが使えない場合は、お米を焚いたりお湯を沸かしたりできない場合もあります。缶詰はそのまま開ければ食べられますが、缶切りがなくても開けれるタイプにしましょう。

水でもどす非常食
乾燥技術が進歩し水で戻すだけで食べられる食品も出ています。地震対策にはこういった非常食は大変便利です。若干お値段は高めですが万が一の備えには必要です。
アルファ化米『安心米』という商品は、白米、お赤飯、五目御飯、山菜おこわなど種類豊富で水でレトルトパックに入っており水を入れて60分、お湯で20分で食べられます。一度炊いたご飯を乾燥させた保存食で、地震対策の非常食用だけでなくアウトドアや海外旅行にも持って行けます。袋を開けるとスプーンが付いていて、被災した時などは食器も持ち出せない事があるので非常に便利です。おむすびころりん本舗のフリーズドライ梅粥や、いそべ餅、あべ川餅、あんこ餅などもあります。疲れたカラダにはあんこ餅など甘いものが食欲をそそります。白米に飽きたらおやつ代わりに食べると食も進むでしょう。

最近は、非常食セットも販売されています。バランスも良く大人3日分程度の必要カロリーが賄えます。万が一の地震対策に備え家族分は準備しておきたいものです。ライフラインが寸断されると地震発生から数日は救援が行き渡らない場合があります。
危機管理の進んでいる企業では非常食をストックしており、消費期限が来ると廃棄または社員へ分配し、また新たに仕入れて万が一に備えているそうです。都心で大地震が発生すると数日間は家に帰れなくなる可能性もあります。ビルに取り残された時にきっと役に立つでしょう。

缶詰は地震対策時の非常食に最適
非常食で昔から重宝されて実績のある物には、缶詰があります。賞味期限も長くあり、あらゆる種類の食品が揃っています。ご飯やスープ以外に魚や鶏肉、牛肉、最近では味も良く、人気ラーメン店の美味しいラーメン缶などもあります。焼きたてのパンを詰めた缶詰パンなるものも販売されていて味も美味しいとのこと。今まで、パント言えば乾パンがイメージされたと思いますが、のどが渇くしあまり美味しくない印象がありますが、缶詰パンはその常識を覆してくれます。
地震対策での非常食は、長期戦になる場合もあるので、ご飯などの主食になる炭水化物以外に甘いものがあると避難生活のストレスも少しは和らぐでしょう。みかんやモモ、パイナップルなどのフルーツ缶も用意するといいです。
さて、缶詰の良い部分をご紹介しましたが、短所は個人で持ち歩くにはかさばるのが難点です。救援物資などとして避難所にトラックなどで大量に運ぶには缶詰は日持ちもして開けてすぐ食べれるので地震発生初期の避難所の整備が整っていない数日に消費する事になるでしょう。また、予備に持参し避難所の食事に飽きた時に食べるのもいかもしれません。

カテゴリのトップへ
トップページへ
Copyright(c)地震対策準備マニュアル