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地震対策としての災害伝言や掲示板

■地震発生時の安否確認■

▼震災時の電話発信
地震が発生すると心配した家族や知り合いが電話で安否を確認しようとします。通信会社では、混雑して回線がパンクしないように外部からの着信を制限します。短時間に一定の着信があると繋がりにくくなります。
消防や警察など緊急電話や危機管理に関係した電話番号が優先され、一般の家庭の固定電話は制限されるので、繋がらないのに無理に電話するのは避けたほうがよいでしょう。

被災地外部からは、携帯電話も制限されます。阪神淡路大震災では被災地の神戸からは公衆電話は繋がり易かったようです。しかし、現在は公衆電話は撤去され減少し続けているのであまり期待できません。携帯電話が便利ですが、回線規制がかけられるので繋がらない事が予想されます。
上手く繋がった人は、電話を掛ける側も受ける側も手短な会話にし安否が確認できたらすぐに切る事で他の人へ回線を回してあげる事が必要です。

▼災害用伝言ダイヤル利用を推奨
地震など大災害発生時は、安否確認、見舞、問合せなどの電話が増加し、電話がつながり難い状況が1日〜数日間続きます。この状況を電話ふくそうとNTTでは読んでいます。その対策として災害時のみ利用可能になる「災害用伝言ダイヤル」が、平成10年3月31日から提供されています。被災地内の電話番号をメールボックスとして、安否情報を音声により伝達するボイスメールです。「災害用伝言ダイヤル」は、まず被災地内の固定電話からの利用が優先されます。

被災地となった自宅電話番号の末尾3桁をNTTのネットワークが自動判別して、全国約50ヶ所に配置した伝言蓄積装置に接続し伝言を預かり、再生時も自動でこの伝言蓄積装置に接続します。災害時は、被災地内と全国から被災地への電話回線は混雑しますが、被災地から全国への発信回線、被災地外と全国間の電話回線は比較的余裕があるとのことで、余裕のある全国へ分散させ、迂回先で伝言のやり取りをするしくみです。

伝言録音・再生には通話料がかかります。
録音された伝言は一定期間保存され削除されますので、保存期間内に聞かないとせっかくの伝言も役に立ちません。

一般の固定電話、公衆電話、INSネット64・1500、メンバーズネット並びに、災害時、NTTが避難場所などに設置する特設公衆電話から利用できます。
一部のキャリアを除き携帯電話やPHSからも再生利用できます。しかし、携帯電話(090、080)やPHS(070),IP電話(050)の電話番号は登録番号として利用できません。

 ◎録音する時
 171+1+市外局番−自宅の電話番号
 ◎再生する時
 171+2+市外局番−自宅の電話番号

 "171"をダイヤル後、"1(録音)"又は"2(再生)"又は"3(暗証番号を利用する録音)"又は"4(暗証番号を利用する再生)"をダイヤル(プッシュ)

 伝言録音時間は、1伝言あたり30秒以内です。


▼災害伝言掲示板
震度6以上の大地震が発生すると携帯電話の災害用伝言板サービス「災害用伝言板」が設置されそこに書き込む事で安否確認ができます。これは、au、ソフトバンク、NTT等の各主要携帯キャリアがそれぞれのサーバーで独自に運用しています。インターネット接続できるパケット通信が可能な携帯電話での利用となります。今後、各社の仕様を統一し利用者が使い易いようにする動きもあります。期間限定で体験サービスが利用できます。

 サービス提供期間
 ●毎月「1日」
 毎月1日午前0時〜2日午前0時
 ●正月三が日
 1月1日正午〜1月3日午後11時
 ●防災週間
 8月30日午前0時〜9月6日午前0時
 ●防災とボランティア週間
 1月15日午前0時〜1月21日午前0時

auのezweb

NTTドコモのiモード

ソフトバンクモバイルのYahoo!携帯

WILLCOM ウィルコムのPHS

EMOBILE イーモバイル携帯

▼携帯電話メール(携帯電話各社)
電話は繋がり難くてもメールは可能な場合があります。
阪神淡路大震災でも当時普及し始めの頃だったインターネットは電話より接続し易かったそうです。インターネット回線と電話回線は別ですし、アメリカ国防総省が軍事目的で開発した経緯のある分散型のコンピュータネットワークですから、クモの巣のように広がったネットワークはどこかが繋がっていれば迂回が可能なのです。
携帯メールはリアルタイム性に優れていてパソコンより見る機会が多いので連絡が早くつくと予想されます。通話は控えてメールで連絡する事で地震発生時のネットワークが有効に利用できます。

■震災被災時の銭湯情報■
地震で断水したり家庭の浴槽が壊れたりすると長期間お風呂に入れなくなる事もあります。また、住居が半壊または全壊し避難所生活を余儀なくされた人もお風呂が用意されるのは難しい場合があります。阪神淡路大震災時には一部の大規模避難所に自衛隊の仮説の銭湯が設けられたところもありましたが、基本的に全ての避難所に用意するのは不可能です。

お風呂に入るのは日本古来の文化であり、日常の習慣になっています。精神的にも肉体的にもリラックスする事ができ心に落ち着きも取り戻せるでしょうし、衛生面でも銭湯を利用する事は必要となってくるでしょう。

避難所生活の人、自宅のお風呂が使えない人は、お近くの銭湯を探してお風呂に行く事になるでしょう。阪神淡路大震災の時には、西宮市のパソコン通信フォーラムに情報を掲載してくれる人が居たと記憶しています。公衆浴場は都市部に多くありましたが、自宅にお風呂を持つ家庭が増え今では数が少なくなっています。しかし、あの大震災では多くの被災者が銭湯で入浴していました。
現在は、スーパー銭湯と呼ばれる大型の入浴施設が人気を呼び人口の多い都市部に多く建設されています。中にはボーリングして温泉が沸いているところも多くあります。
これらの施設では、風呂上りに食事やアロマセラピーや足つぼマッサージ、整体などラクゼーションのできるところもあります。

以下のサイトを参考にしてお近くの銭湯を探してください。

銭湯パーク

スーパー銭湯.com

日帰り温泉ガイド

銭湯口コミドットコム